Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
まちはふるさと
街はふるさと
Lisez 街はふるさと (まちはふるさと) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 193 435 caractères · 389 écrans
お次は、パンパンと、ひッぱたくか。よかろう。やってもらいたいね」
「おのぞみかい」
四ツ五ツ往復ビンタをくらわせた。青木はせせら笑って、なぐられるままに、まかせていた。
オヤジはふりむいて、店へひッこんだ。青木は追わなかった。ふらふらと放二のアパートへあがりこみ、ルミ子の部屋の戸をたたいた。
「あけろ! 千円札が来たぞ! ここには、可愛いい女の子が住んでることを知ってるんだからね。千円札で目をさまし、千円札で扉があく。千円札が、来てるよ」
放二が来て、彼のうしろに立っていた。
「なんだい。あんたかい。ここは、あんたのくるところじゃないぜ。千円札のくるところだ」
「これをお忘れなんです」
放二は青木に帽子を渡した。そして立ち去った。
十一
翌朝、青木は見知らぬ部屋で目をさました。ねているのは、彼だけだった。どうしてこんなところに居るのだか思いだすことができないうちに、襖があいて、現れたのはルミ子であった。
「千円札、目がさめてる?」
「ここは、どこ?」
「私は誰?」
青木はようやく分ってきた。ルミ子の部屋には先客がいたのだ。彼はルミ子にみちびかれて、近所の宿屋へねかされたのである。