Classiques japonais avec furigana
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がいとうからみたしんとうきょうのりめん
街頭から見た新東京の裏面
杉山 萠円
Lisez 街頭から見た新東京の裏面 (がいとうからみたしんとうきょうのりめん) de 杉山 萠円 (すぎやまほうえん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 546 caractères · 178 écrans
これが戦国の世の幻影で、見方に依ってはこの時代を政権に対するプロ思想の普及時代とも考えられるのである。
余談は扨置いて、結局、氏素姓のちゃんとした織田信長が天下を取ったが、彼の政権に対する思想はともかくもとして、その国家的文化に対する考えはその性格から見てもブル式であった事は疑われぬ。その次に本当のプロレタリアットたる秀吉が天下を取ると、これは又特別誂えの一代分限式ブル思想の持ち主で、見る見るうちに亡びてしまった。
この時まで日本民族が作り得た文化は、プロ式なものは一つも無かったと云える。
ところが徳川の天下になると、今度は江戸城下の新開地に日本各国の人民が集まって、ここに日本式最初のプロ文化を作り始めた。しかも前に立った貴族文化が主として藤原氏を中心とし、武人の文化が源氏や北条氏を首石にしたのと違って、江戸に生れた平民の文化は、正真正銘、日本全国の寄り合い勢で作ったものに相違なかった。
千代田の城の千代かけて、あおぐ常盤の松平――花のお江戸か八百八町――昔にかわる武蔵野の、原には尽きぬ黄金草――土一升に金一升、金の生る木の植えどころ――百万石も剣菱も、すれちがいゆく日本橋――。