Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

どくしょほう

読書法

戸坂 潤

Lisez 読書法 (どくしょほう) de 戸坂 潤 (とさかじゅん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 289 caractères · 257 écrans

Aozora Bunko

或いは妙な本を読む人間だと思う人もあるかも知れない。併し人間というものは、はたで推測するような注文通りの本を読んでいるものではない。意外のものから意外の示唆を受けるものだ。この示唆は私なら私という人間にしか通用しない場合も多い、だがそうかと云って、そんなに非合理なことでもないのである。

とに角万人必読の良書をえりすぐって評論するというような、第一公式の礼服着用に及んだものではないのだから、御容赦を願いたい。吾々は読書の自由(?)というものを、こういう意味でも亦持とうではないか。旧本、駄本、変本、安本、其の他其の他も恐れないことにしよう。尤も「趣味」本の類ばかりを新刊したがるような一種の新聞的新刊紹介のやり方は、真似したくないものだが。

さて手始めに私の友人である石川湧君を御紹介しよう。勿論彼はフランス語による評論の翻訳者として相当有名な人物だ。同時に彼は大変な不平家である。自分が訳す本は世間でも文壇論壇でもあまり注目しない、何という莫迦ばかりの世の中だろうというのだ。最近彼の選訳になるレミ・ド・グルモンの『哲学的散歩』(春秋社)が出た。全訳ではなくて彼の手に負えるもので、重大性を有ったもので面白いものだけを選んだのであると云っている。