Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

まめせんすいていのゆくえ

豆潜水艇の行方

海野 十三

Lisez 豆潜水艇の行方 (まめせんすいていのゆくえ) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 20 245 caractères · 41 écrans

Aozora Bunko

「あ、部長。あれが潜水艇ですよ。青木学士の発明した世界一小さい潜水艇は、あれなんです」

「おお、あれか。あのぼーっとあかるいのは、なにかね」

「あれは、潜水艇の出入口の蓋があいているのです。艇内にはだれかがいて、電灯をつけているから、それが出入口のところから外にもれて、あのように、ぼーっとあかるいのです」

「ああ、そうかね、トニー。しかし、中に人がいるのでは、ぬすむのに、つごうがわるいじゃないか。なぜといって、そうなると、きっと相手がさわぎだすにちがいないからね」

「しかたがありません。すこし荒っぽいが、あいつらを、ねむらせてやりましょう」

「ねむらせるといって、どうするのか」

「毒ガスを使うのです。みていてください」

トニーは、三四人の仲間をつれて、そっと潜水艇の近くにしのびよりました。トニーの手には、手榴弾のような形の毒ガス弾がにぎられています。

「やるから、みんな、用心をして……」

トニーは手をあげて、合図をしました。それから、豆潜水艇のそばによると、蓋のあいだから毒ガス弾を、えいとなげこみました。

「それ、蓋をしろ!」

トニーの二度目の合図で、うしろにしたがっていた数人の大きな男は、豆潜水艇のうえにとびあがると、ちょっと蓋の中に手をさし入れて、つっかい棒をはずし、蓋を上からおさえて、ぴしゃんとしめてしまいました