Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぶたきちとヒョロこ

豚吉とヒョロ子

三鳥山人

Lisez 豚吉とヒョロ子 (ぶたきちとヒョロこ) de 三鳥山人 (みどりさんじん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 55 498 caractères · 111 écrans

Aozora Bunko

けれどもお前たちがそんな心になれば、いつでもお前達の身体を立派な姿にしてやる。ちょうどいい。もう山奥は通り過ぎて人間の居る村に近付いている。あれ、あの音をきいて御覧」

と向うの方を指しました。

無茶先生が指した方を向いて豚吉とヒョロ子が耳を澄ましますと、一里か二里か、ズッと向うの方から、

「テンカンテンカンテンカンテンカン」

と鍛冶屋の音がきこえます。

「アッ、鍛冶屋の音が!」

「人間が居る」

と、二人は飛び上って喜びました。そうして無茶先生と一所に大急ぎでそちらへ近づきましたが、やがてとある崖の上へ出ますと、向うは一面の田圃で、すぐ眼の下には川が青々と流れて、その流れに沿うた道ばたの一軒の家から、最前の鉄槌の音が引っきりなしにきこえて来ます。

「ヤア。ちょうどいい処にあの鍛冶屋はあるな。よしよし、あの家を借りてお前たちを立派な姿に作りかえてやろう。ちょっと待て。あの家の様子を見て来るから」

といううちに無茶先生はグルリと崖のふちをまわって、その家の門の口へ来ました。

見るとこの家の主人は五十ばかりのお爺さんですが、独身者と見えてお神さんも子供も居ず、たった一人で一生懸命鉄槌で鉄敷をたたいて、テンカンテンカンと蹄鉄を作っています。