Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぶたきちとヒョロこ

豚吉とヒョロ子

三鳥山人

Lisez 豚吉とヒョロ子 (ぶたきちとヒョロこ) de 三鳥山人 (みどりさんじん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 55 498 caractères · 111 écrans

Aozora Bunko

「オヤオヤ、困ったな」

「けれども、お爺さんはそんなものを買って何にするんだい」

と、こう丁稚に云われますと、お爺さんは思わず、

「それは山男の魔法使い……」

といいかけましたが、すぐに最前無茶先生に云われたことを思い出しまして、眼を白黒して黙ってしまいました。

鍛冶屋のお爺さんは、それから今度は肉屋へ来まして、

「豚の尻尾と牛の舌と、七面鳥の足と、鶏の鳥冠を十匹分ずつ下さい」

と頼みました。肉屋のお神さんはやっぱりビックリしましたが、

「まあ、大変な御馳走をお作りになるのですね。七面鳥の足と鶏の鳥冠は十匹分ぐらい御座いますけれども、牛の舌と豚の尻尾は三匹分ずつしか御座いませぬ。あとは料理屋でもお探しになってはいかがですか」

と申しました。鍛冶屋のお爺さんはガッカリして、

「ああ。やっぱり料理屋に行かなければならぬのか」

と申しました。そうすると、肉屋のお神さんは不思議そうに眼を丸くしながら尋ねました。

「けれども、そんなに上等のお料理を誰がおつくりになるのですか」

「それは山男の魔法使い……」

と、鍛冶屋のお爺さんは又うっかりしゃべりかけましたが、急に首をちぢめて駈け出しました。