Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あかさかじょうのからくり

赤坂城の謀略

国枝 史郎

Lisez 赤坂城の謀略 (あかさかじょうのからくり) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 7 661 caractères · 16 écrans

Aozora Bunko

その行動の果敢なる、権門であれ勢家であれ、路次にて一旦邂逅しますれば、乗馬を奪い、従者を役夫とし、躊躇するところござりませぬ。そのため旅人は路程を迂回り、家々では扉を閉じまするような有様。既に柱松に陣を取り、明朝此方へ取りかからん構え、必死に見えましてござりまする」

三

「成程」と正成は聞き終ると、しばらくじっと考え込んだ。

「正遠」とややあって正成は、傍につつましく控えている、一族の和田五郎正遠へ微笑を含んで声をかけた。「意見あろう申してみい」

「は」と云うと正遠は、ユサリと一膝すすめたが、「先般隅田、高橋の勢の、五千余騎をさえ渡辺の橋にて、追い崩しましてござりまする。かかる我君の手腕にも恐れず、公綱わずか七百余騎にて二千余騎のわが軍に向うというは、先般の負戦に負腹たて、無二無三に仕掛くるものと存じまする。謂わば暴虎馮河の勇、何程のことがござりましょう。それに反しましてお味方の勢は、勝に乗りまして意気軒昂、然らば今夜逆寄せ仕り、一挙に追い散らしあそばすこそ、肝要かと愚考いたされまする」。「一理はある」と、正成は云った。「が、それでは味方も損ずるよ」