Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おどるちへいせん
踊る地平線(上)
谷 譲次
Lisez 踊る地平線(上) (おどるちへいせん) de 谷 譲次 (たにじょうじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 168 926 caractères · 332 écrans
て場処の観念を明白にしておく必要があると思う。そうしないと、どこで何を騒いでるんだか一向わからないから――そこで、なにを隠そう、この僻村こそは、和蘭ユウトラクト在なになに郡大字何とかドュウルンの部落である。
では、一たいどうして私たちが、この何なに郡大字なんとかのドュウルン村へこつぜんと姿を現わしたかというと、なにもわざわざ小犬がしっぽ――小犬じしんの――に戯れるのを見に来たわけではない。これには一条の立派な理由があるのだ。
知ってる人は知ってるだろう。前独逸皇帝ウィルヘルム二世は、いまこのドュウルンの寒村で配所の Moon を見ているのだ。
順序としてそもそもからはじめる。
そもそも私たちはアムステルダム市にひとりの知友をもつ。ヴァン・ポウル氏と言って船具会社の重役だが、ある日、私たちが通行人のなかから物色して、卒爾ながらと途を訊いたのがこの親切なヴァン・ポウル氏で、翌日氏は、どこか会社の近処の食料品店で見つけたが、これは日本人の飲料であろう、よろしく召上れと名刺をつけて、給仕を私たちのホテルへつかわし、日本醤油――ヨコハマ太田製FUJI印し――の一瓶を贈ってくれた――何をいうにも旅中の身、はなはだ心苦しい次第だが、これはまた貰いっぱなしになっている――りなんかして、その「ソウヤ」