Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

Lisez 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 151 147 caractères · 298 écrans

Aozora Bunko

第二四段 佐渡の迷信

その疵口ひらけども血は流れぬ。これを鎌鼬に切られたと申す。その道理は、今日にては理学上より説明せられてあるから妖怪ではないが、多くの人は、空中に人目にて見えざる一種の怪物がいる故だと申している。今一つの妖怪は蓑火である。これも越後に多い。暗夜、雨をおかし無提灯にて旅行するときに、蓑より滴る雨が火に見えることがある。これを蓑火とも蓑虫ともいう。俗説にては狐の所為と申している。

余が越後の北魚沼地方に巡講せしときに、珍しい雷よけのマジナイを見たことがある。そのマジナイは、旅行者が菅笠の上に「大道寺孫九郎」と大書しておく。この文字を書いておけば、途中にて雷が頭上に落ちくることがないと申している。これは余がいまだ他地方にて見ざる迷信なれば、ここに掲げておく。

第二四段 佐渡の迷信

北陸道といえば佐渡もそのうちに含まれているわけなれども、佐渡には一種特別の迷信があるから、項目を別置して掲ぐることにした。

そのいわゆる特殊とは貉つきの妖怪である。これは家系を有するのではないが、各所にこれに関する有名なる旧跡がある。そのうちにて最も評判の知れ渡っているのは二岩団三郎である。