Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きんぞくにんげん

金属人間

海野 十三

Lisez 金属人間 (きんぞくにんげん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 78 616 caractères · 157 écrans

Aozora Bunko

かんじんの真空管や同調回路がないので、このしらべもなかなか困難であったが、しかし蜂矢探偵は、持ちまえのやりぬく精神をもって、こつこつと仕事をすすめていった。

すると、とつぜん電話がかかってきた。

蜂矢は、ドライバーをほうりだして、受話器を取りあげた。異様につぶれた声が聞こえてきた。

「……もしもし。探偵の蜂矢さんは、あんたかね」

「そうです。蜂矢十六です。あなたはどなたですか」

「蜂矢君。きみは身のまわりを注意したまえ。ひょっとするときょうあたり、おそろしい奴がたずねて――」

電話は、そこでぷつりと切れた。そのあといくら電話局に連絡しても、さっきの相手はふたたび出なかった。

通話はあきらめた。

だがこれはおかしなことになった。あやしい客がくるという警告だ。あの通話者は、いったい何者だろうか。同情者なのであろうか。それとも脅迫者がみずから電話をかけてきたのであろうか。

ちょうどそのとき、玄関の呼鈴が鳴った。訪問客だ。はたして、さっき電話で注意をうけた怪人物の来訪であろうか。それともふつうの事件依頼人であろうか。

蜂矢は、玄関へ出ていって、秘密の透視窓ごしに、外にたっている訪問客のすがたを見た。