Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きんば
金歯
小川 未明
Lisez 金歯 (きんば) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 7 108 caractères · 14 écrans
」
「ちょっと、だれだかわからなかったのだ。」
「あまり、非常識だわ。従兄の顔を忘れるなんて、まぬけだわ。」
「セパードみたいな顔つきをしているので、だれかと思ったのさ。」
「聡さんは、来年から大学で、秀才という話じゃないの。」
「学校へいって、あんまり機械的に訓練されると、人間もセパードみたいな顔つきになるものかしらん。」
「そんなことばかりしか、考えていないのでしょう。お母さんは、どんな学校でもいいから、骨のおれないところへ、おまえを入れておけばよかったとおっしゃっていらしたわ。しかし、令ちゃんは、詩人よ。詩人は、書物からでなく、自然から学ぶという話よ」
「僕、今度かいている絵は、なかなかいいぜ。」
「そう。」
「原色だけを使って描いてみたが、純粋で、明るい、好きな感じが出せた。」
「令ちゃんは、いったい、単純なものが好きね。」
「ああ、なんでも単純に限る。単純で、素朴なものは、清らかだ。ちょうど、文明人より、原始人のほうが、誠実で、感覚的で、能動的で、より人間らしいのと同じだ。近世になってから、人間は堕落した。だんだんほんとうの美というものがわからなくなった。そこへいくと、まだ自然界は、原始時代からのままだ。