Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きんぽうさいき
金鳳釵記
田中 貢太郎
Lisez 金鳳釵記 (きんぽうさいき) de 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 6 167 caractères · 13 écrans
「お父さん、私は不幸にして、お父さんとお母さんとに別れましたが、興哥さんとの縁が尽きないものですから、暫く夫婦になっておりました、これからは慶娘と興哥さんを夫婦にしてください、そうすれば、慶娘の病気もすぐ治ります」
こう言った慶娘の声も物腰も興娘そのままであった。
「お前の心情は察するが、何故、そんな人を驚かすようなことをする」
防禦は叱るように言った。
「興哥さんとの縁が尽きないものですから、一年の許しを受けて、興哥さんと夫婦になっておりました、どうか私の今のお願いを聞いてください」
「よし、では、慶娘と興哥さんをいっしょにして、この家を譲ることにする」
慶娘は泣きだした。そして、興哥にすがりついた。
「あなたは慶娘を可愛がってやってください、でも、私も忘れないように」
慶娘は悲しそうに泣き入ったかと思うと、そこへ倒れてしまった。皆が驚いて介抱していると眼を開けた。
慶娘の病気はその場かぎり治ってしまった。慶娘はその日、自分の言ったことも、したことも覚えていなかった。
防禦は日を選んで、興哥と慶娘を結婚さした。
興哥はかの釵を売って鈔金二十錠を得、その金で揚州の城東にある后土廟へ往って、道士に頼んで三昼夜興娘の祭をした。