Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
うし
鎧櫃の血
岡本 綺堂
Lisez 鎧櫃の血 (うし) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 48 702 caractères · 99 écrans
魚妖
むかしから鰻の怪を説いたものは多い。これはかの曲亭馬琴の筆記に拠ったもので、その話をして聴かせた人は決して嘘をつくような人物でないと、馬琴は保証している。
その話はこうである。
上野の輪王寺宮に仕えている儒者に、鈴木一郎という人があった。名乗は秀実、雅号は有年といって、文学の素養もふかく、馬琴とも親しく交際していた。
天保三、壬辰年の十一月十三日の夜である。馬琴は知人の関※(「さんずい+(廣-广)」、第3水準1-87-13)南の家にまねかれて晩餐の馳走になった。有名な気むずかしい性質から、馬琴には友人というものが極めてすくない。ことに平生から出不精を以って知られている彼が十一月――この年は閏年であった――の寒い夜に湯島台までわざわざ出かけて行ったくらいであるから、※(「さんずい+(廣-广)」、第3水準1-87-13)南とはよほど親密にしていたものと察せられる。酒を飲まない馬琴はすぐに飯の馳走になった。燈火の下で主人と話していると、外では風の音が寒そうにきこえた。ふたりのあいだには、ことしの八月に仕置になった鼠小僧の噂などが出た。
そこへあたかも来あわせたのは、かの鈴木有年であった。