Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かね

鐘

小川 未明

Lisez 鐘 (かね) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 2 745 caractères · 6 écrans

Aozora Bunko

と少年は、晩がた町から、見てきた年よりにむかって、たずねました。

「賃金が、やすいからだろうが、あんなことをさせるのは、むじひだ。」

年よりは、こうかんたんにこたえました。このじぶんから、いよいよ雨がふりだした。

鐘は、船にうつすさいに、すべって、板をころがると海のなかに落ちてしまったそうです。その話が夜になってから、町や村を、びっくりさせました。

落ちた鐘は、海が深く、下に岩が多いために、ありかをさぐったけれど、わからず、それきりになってしまったが、ふしぎなことは、とうざ、あらしの日に、海があれると、どこからともしれず、海のなかから鐘の音がきこえたことです。

しかし、それも月日がたつと、鐘の音も、うわさとともに、きえていきました。

ただ、たねだけは、いつか芽が生え、その芽はのびるものです。少年は、大きくなってから、この町の工場に働いて、正義と自由のために、たたかう身となりました。そしてつかれると、かれは、丘にあがった。すると、みすぼらしいふうをした山男が、いかりにおののいて、

「死んでも、忘れやしねえぞ!」とさけんだ、姿が目にみえて、かれをうちのめしました。