Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ざっきょかぞく
雑居家族
壺井 栄
Lisez 雑居家族 (ざっきょかぞく) de 壺井 栄 (つぼいさかえ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 106 caractères · 283 écrans
どういうんでしょ。」
「ああいうんだよ。まさに小説なんかの影響だね。お前さんにも多少の責任があるよ。」
「じょうだんじゃない。」
ぷりぷりする安江と反対に、酔っている文吉はしごくごきげんで、
「おかげでおれ、ひやかされた上におやつをおごらされてね。会社の小さい女の子までが、おじさんすみにおけないのねなんていやがってさ。ところがおれさまの方はなかなか見当がつかなくてね。宮川、宮川って何十ぺんかくりかえしているうちに、やっと浜ちゃんを思いだしたよ。ほんとさ。宮川なんてお前、浜ちゃんとくっつかない姓だよ。まったく。あしたは一つ浜ちゃんに説教しなくちゃあ。」
「いやな子ねほんとに。末おそろしいわ。」
「そういったものであるまいさ。まっすぐいけばおもしろいよ。」
「わたしはこわい。あんたたちの知らないことも知ってるんだからこわいの。心配な娘だわ。はらはらさせられる――」
「そう気にやみなさんなよ。」
「やむわよ。でもこれは決してやきもちに類したものではありませんからね、誤解しないでください。念のため――」
「はい、うけたまわっておきましょう」
半ばじょうだんのようなそんなやりとりにも、音枝はひとりはらはらしながら茶づけの用意をし、母と自分のためにはガラスのさらにイチゴをもった。