Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ざっき

雑記

種田 山頭火

Lisez 雑記 (ざっき) de 種田 山頭火 (たねださんとうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 1 239 caractères · 3 écrans

Aozora Bunko

私には私らしい、庵には庵らしいお正月が来た。明けましてまずはおめでとうございます、とおよろこびを申しあげる。門松や輪飾りはめんどうくさいから止めにして、裏山から歯朶を五六本折ってきて瓶に挿した。それだけで十分だった。

歯朶活けて五十二の春を迎へた

お屠蘇は緑平老から、数の子は元寛坊から、餅は樹明居から頂戴した。

元日、とうぜんとしていたら、鴉が来て啼いた。皮肉な年始客である。即吟一句を与えて追っ払った。

お正月のからすかあかあ

樹明君和して曰く、

かあかあからすがふたつ

このふたつがうれしい、二羽といわないところにかぎりないしたしみがある。さて、このふたつが啼いてどこまで飛んだやら!

今年の私は山村庵居のよろこびに添えて、二つの望みがある。

好きなものは、と訊かれたら、些の躊躇なしに、旅と酒と本、と私は答える。今年はその本を読みたい。まず俳書大系を通読したいと思う。これが一つの望み、そしてその二つは、酒から茶へ転換することである。いいかえればアルコールを揚棄したい、飲まずにはいられない酒を、飲んでもよい酒としたいのです。前者は訳なく実現されましょうが、後者は自分ながらあぶない。