Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

でんきばと

電気鳩

海野 十三

Lisez 電気鳩 (でんきばと) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 25 465 caractères · 52 écrans

Aozora Bunko

あまりのものすごさに、高一もミドリもあっけにとられて、あやしい鳩の行方をみおくっていました。

ちょうどそのころ、この村のうんと上空を一だいの大きな飛行機が、あとに三だいのグライダーをひいてとんでいました。それは、こんどあらたにつくられた三百人のりのすごい飛行列車です。あやしい鳩はおそれげもなく、その飛行列車にずんずんちかづいてゆきました。おどろいたのは飛行列車の三人の試験操縦士です。

「おや、あの鳩は、ちっともにげないぜ」

「かわいそうに、いまにはねとばされるぞ」

そういっているうちに、あやしい鳩は弾丸のように、その翼にぶつかりました。

「あっ、たいへん!」

たちまち翼はそこのところから、まっぷたつにわれ、飛行列車は黒いけむりをあげて、とんぼのようにもつれあいながら、地上についらくしました。五キロもさきの山の中に。

しかし、このできごとが、あやしい鳩のためにおこったとは、だれも気がつきません。

電気鳩

「ねえ、兄ちゃん。どっかのお家の鳩が、うちの鳩とあそびたいって、それでおりてきたのよ、ねえ」

「うん――」

高一はなまへんじをしました。だって、つかまえようとすれば、ゆびさきがぴりぴりしびれる鳩なんてあるものでしょうか。