Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゃべりすぎる

饒舌りすぎる

山本 周五郎

Lisez 饒舌りすぎる (しゃべりすぎる) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 27 957 caractères · 55 écrans

Aozora Bunko

初めて訪ねていった帰りに、おれはしづのようすに昔とは変ったところがあったことに気づいた、――よく聞いてくれ、いいか、ここが肝心なところなんだ」

まえにはどこかに隔てがあった。こっちをみつめるまなざしにも、話しぶりにも、しなを作った羞みようにも、薄い紙一重を隔てて見るような、もどかしさが感じられた。それがこんどはまるで違う、すべてがしっくりと、割った木を合わせるように、お互いの感情が隙間なしに通じあうのだ、と十太夫は云った。

「お互いがそれだけとしをとった、つまりおとなになったためだろうか、と考えてみた、婚期におくれたしづの気持が、男を求めてあせっているからではないか、いろいろ考えたが、そうじゃない、問題はしづのほうにだけあるんじゃなく、おれのほうにもある、おれの気持もあのころとはまったく違っているんだ」と云って十太夫は、土田を咎めるような眼でみつめた、「これはどういうわけだ、二人のこの変りようはなんだ、――おれはそれがどんな原因によるものか知りたかった、それで土田をさそうまえに、その理由をつきとめようと思い、二度、三度と一人で訪ねた」

「寒いよ」と土田が云った、「すっかり昏れてしまった」