Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゃべりすぎる

饒舌りすぎる

山本 周五郎

Lisez 饒舌りすぎる (しゃべりすぎる) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 27 957 caractères · 55 écrans

Aozora Bunko

――したがって、十太夫がよく、そのすずを伜の嫁にきめた、と主張したのは珍しいことであり、云われた土田はけげんそうな顔をしたし、主張した十太夫も、主張したすぐあとでばつ悪そうな顔をした。

二人が三十二歳になった年の十一月、十太夫が吐血して倒れた。道場で稽古をしているとき、突然よろめいて膝を突き、吐血したのであった。知らせを受けた土田正三郎は、すぐに医者を呼べと命じたが、自分はそのまま事務をとり続けていた。道場から二度も迎えがあり、三度めに医者が来たと告げられてから、ようやく机の上を片づけて立った。

「どうしたんだ」下役の者たちは、土田のうしろ姿を見送りながら囁きあった、「小野さんが吐血して倒れたというのに、なにをぐずぐずしていたんだろう」

「御用はそれほどいそぐものではなかったのにな」

「動顛したんだろう」と一人が云った、「吐血といえば尋常なことではないからな」

土田正三郎がいったとき、十太夫は道場のまん中に夜具を敷いて寝ていた。若い門人が三人ばかりで、床板を拭いており、枕の脇には医者の桂慈石と安川大蔵が坐っていた。話をしてはいけません、と医者が注意するのを聞きながして、十太夫は「おそいじゃないか」