Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あたまでっかち

あたまでっかち

下村 千秋

Lisez あたまでっかち de 下村 千秋 (しもむらちあき) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 17 773 caractères · 36 écrans

Aozora Bunko

「おれ、死にたいんだよ。」

「林太郎ちゃん、なにいってるのさ。夢を見てるんじゃない!」

「だっておれ、あたまでっかちだろう。それでみんなが笑うだろう。それでおとっつあんも、おっかさんをいじめるんだもの……」

林太郎は、大きなおでこの下の小さな顔をいかにも思いあまったというふうにして、そういうのでした。そのようすが、おきぬねえちゃんにはちょっとおかしくもなったので、

「林太郎ちゃんは、おばかさんだわねえ。」

といって、林太郎の肩をだいてやりました。と、林太郎はおきぬねえちゃんのからだへ、大きなおでこをおしつけて、うーん、うーんとむせびながら、

「おとっつあんは、おれのほんとのおとっつあんじゃないだろう。そうだい。だからおれのごろっこ頭が気に入らないで、あんなにおっかさんをいじめるんだろう。だからおら死にたいんだ。」

と、いうのでした。

林太郎のおとうさんは、きのうの晩も酒によってきて、林太郎のことをいっては、この家をでていけ、と、おっかさんをいじめたのでした。それがいま、林太郎の頭の中にありありと浮かんでいるのでした。これにはおきぬねえちゃんも困って、

「林太郎のおとっつあんはほんとのおとっつあんなのよ。