Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あるニュー・フェイスへのてがみ

あるニュウ・フェイスへの手紙

岸田 国士

Lisez あるニュウ・フェイスへの手紙 (あるニュー・フェイスへのてがみ) de 岸田 国士 (きしだくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 49 146 caractères · 96 écrans

Aozora Bunko

なるほど、舞台の才能も才能ですが、その才能が目につかぬような、あの自然な姿態のかもしだす魅力、年などは問題にならぬような、あのみずみずしい女性的な香り、しとやかで、キリリとして、物憂げで、どこか茶目ッ気もあるという風な複雑な人物像を、どんな女優があんなに自然に現わし得るか、ということを僕は考えました。

ところが、最近僕は、偶然、ある機会にこんな事実があったことを知りました。それは、あの変りもののマルセル・プルウスト、生涯を独身で通し、雇人にも一切女ッ気を加えなかったといわれるプルウストが、社交界を遠ざかってからも、レジャンヌ夫人の楽屋へは始終顔を出し、あたかも取巻の一人のように、自ら彼女の崇拝者たることを公言し、彼女に近づく口実を作るために、彼女の息子を自分の家に同宿させていた、というのです。

僕は、この話をこういう風に解釈したいのです。

プルウストは、別に、ジイドのようなポーズのある作家ではありません。彼は、自分の女性関係を特別な意味で問題にする筈はない。一口に言えば、彼は、非常に、「女」には贅沢な人物のように思われるのです。まったく、プルウストの気に入るような女とは、どんな女か、パリ広しといえども、そうざらにはいなかった、ということになりませんか?