Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いたずらこぞうにっき

いたずら小僧日記

佐々木 邦

Lisez いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 63 226 caractères · 128 écrans

Aozora Bunko

甘そうに喰べているから、もう一つやろうと思って、傍へ寄ると、象は恩を知らないから困る。突然乃公を鼻で捲いて投り出した。幸い羊が並んでいる上に落ちたので怪我はなかったが、羊は尻餅を搗いたきりになってしまった。

「怪我をしても知らないぞ」

と番人が睨めつけた、曲馬の親方も出て来て、

「危い危い、怪我はなかったか、運の好い小僧さんだ。ヨナのようだ」

と言った。ヨナは鯨に呑まれたんだ。象に投げられたんじゃない。此親方は聖書の智識に暗いと見える。可哀そうなものだ。

麒麟という奴は何だって彼んな長い首を着けているんだろう。彼奴に洋服を着せたら、随分ハイカラになるだろうなんて思っている中に、忠公が鸚鵡に手を突付かれた。

「何故そんな危い事をするんだ、怪我をしても知らないよ」と叱ってやった。忠公が怪我をすれば直ぐ乃公の所為になってしまう。

曲馬は上手なもんだ。彼の馬は何故彼様能く言う事を聞くのだろう。余程稽古しなくちゃ彼の女のように輪の内を脱けられまい。丁度乃公ぐらいの年恰好の子が親爺の頭の上で鯱鋒立をしたっけ。彼れくらいの事なら乃公にも出来るだろう。家のお父さんも曲馬師になれば宜いんだのになあ。