Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いたずらこぞうにっき

いたずら小僧日記

佐々木 邦

Lisez いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 63 226 caractères · 128 écrans

Aozora Bunko

同僚の測量師は川へ飛込まなかった罰で、ワシントンが大統領になった頃には多分土方か何かになっていたろう。

彼の時飛込みもしないで岸に騒いでいた奴は土方になればいいんだ。若し彼の時生命を棄る気で泳いで来れば其奴は屹度大統領になれたろう。惜しい事にはワシントン程度胸の据った奴は一人もいなかった。

それは兎に角其時は乃公は悲しかった。お母さんが見える。お父さんもいる。お母さんは頻りにハンケチを振っている。乃公は泣いた。お母さん堪忍して下さい、皆僕が悪いんです、堪忍して下さい、と乃公は泣いた。泣いたって到底助からない事は承知していた。唯堪忍して貰って死のうと思ったんだ。お母さんは矢張りハンケチを振っている。お父さんは見えなくなった。

「たすけに行くぞう」

「しっかりつかまってろう。待っていろう」

何で何うしたのか、皆は対岸まで凧糸を射た。すると対岸の人が其を手繰る。凧糸に太い綱を結んで、又手繰る。とうとう乃公の頭の上から両岸へ掛けて、綱の一本橋が出来た。

「じっとしていろう、直ぐに行くぞう」

乃公は訳もなく助けられた。フランスの軽業師が綱を渡って来て、乃公を紐背負にした。