Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いたずらこぞうにっき

いたずら小僧日記

佐々木 邦

Lisez いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 63 226 caractères · 128 écrans

Aozora Bunko

「皆様――諸君、此れから面白い手品を御覧に入れます。入場料は一人十銭です」

皆は笑った。ハイカラは立って乃公の方へ歩いて来た。乃公は帽子が露見したのかと思って心配したら、左様ではなかった。にこにこ笑いながら蟇口を出して、乃公に五十銭銀貨を一個くれた。そして、

「坊ちゃん、今日は初日だから割引がありましょう、それで六人前ですよ」

と笑いながら席に戻った。お歌さんも矢張笑っている。乃公はお歌さんが止めやしないかと思って最初から心配していた。お歌さんが止めたら、彼んな事になりはしなかったろう。

「諸君、最初に御覧に入れますのは、ハンケチの手品で厶います。どなたでも宜敷う厶いますから、ハンケチを一つ拝借願います」

と乃公は天一の弟子の通りに真似をした。するとハイカラは絹のハンケチを貸してくれた。

「もう一つお願いが厶います。今度は燐寸で厶います。どなたかお持合せは厶いませんか」

ハイカラは蝋燐寸を貸してくれた。

「さて、只今此ハンケチに火をつけて焼いてしまいます。その焼いた灰を此引出に入れて、私が三度手を叩きますと、以前の通りになります。首尾能く行ったら何卒御喝采を願います」