Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おさくのはなし

おさくの話

小川 未明

Lisez おさくの話 (おさくのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 4 508 caractères · 9 écrans

Aozora Bunko

これを見て、おさくは、二度、びっくりしたのであります。

「坊ちゃまがたは、こんな遊びをするばかりに、新しい風船球をいくつも買っていらしたのだろうか?」

こう彼女は、思うと、だまって見ていられない気がしました。

「坊ちゃま、およしあそばせ。」と、彼女は、いった。

「なぜだい、僕たちのかってじゃないか。」

「兄さん、お母さんといっしょにいって、僕たちが買ってもらったんだね。」

二人の坊ちゃんは、彼女の干渉を気持ちよく思いませんでした。

「だって、もったいないのですもの……。」と、おさくはいった。

二人の少年は、これまで、女中などに、こんな注意がましいことをいわれた、経験をもっていませんでした。

「兄さん、僕たちが、なにしたって、いらんお世話だねえ。おまえ、もう、ここにおらなくていいから、あっちへゆけよ。」と、小さい坊ちゃんがいいました。

「こんなものをついて遊べんから、大きな音を出そうと思っていたのだよ。こんなものを破ったって、なにがもったいない?」と、大きな坊ちゃんは、いいわけがましく答えました。

おさくは、りくつをいわれると、もう、これに答えることができなくなって、目に涙がにじみました。