Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふざけたどくしょ
ふざけた読書
豊島 与志雄
Lisez ふざけた読書 (ふざけたどくしょ) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 1 814 caractères · 4 écrans
――そういう書物の頁を、読むに随って切ってゆくことが、得も云えぬ楽しみだった時代がある。またそういう年齢もある。(雑誌については、読むところだけの頁を切ることが、いつも変らぬやり方らしい。)けれども、読むに随って頁を切ってゆくことは、よほど堅固な製本のものでなければそれに堪えない。また物によっては、それは興味を減損することもある。
更に、某氏の言がある。「僕は縁を裁たない書物なら、一度にすっかり頁を切ってしまう。それから、先ず扉を見、序文があればそれを読み、次に奥付を見、跋があればそれを読み、そして徐ろに、全体の頁をぱらぱらめくってみる。そういう風にして書物を眺めたり弄ったりしてるうちに、大体の内容は一通りのみこめる。それによって、精読すべきかどうかを決定するのだ。」
これは、少々ひどすぎる。書物をもてあそんでるうちに、その内容がいくらか分ってくるということのうちには、非常に危険な錯覚が交ってるのは、常識によっても明かである。一つの著述が種々の体裁の書物として出版されている場合には、どうなるであろうか。要するに、目にふれただけの文字とその可能な延長の範囲内に於てしか、理解されてはいないのである。