Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふしぎくにたんけん

ふしぎ国探検

海野 十三

Lisez ふしぎ国探検 (ふしぎくにたんけん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 59 118 caractères · 120 écrans

Aozora Bunko

お母さまとお風呂へいったのよ。その帰り路、竹藪のそばを通っているとね――あら、あれなんでしょう、ねえ東助さん。あそこに、へんなものが飛んでいるわ。あ、こっちへくる」

急に人魂の話をやめたヒトミが、空の一角を指しておびえたような声をあげた。

「え、なに? どこさ」

たおれた石門の上に腰を下していた東助が、おどろいて立上り、ヒトミの指す方角を目で追った。

「あそこよ、あそこよ。ほら、空をなんだか丸いものがとんでいるわ。お尻からうすく煙の尾をひいて――」

「あッ、あれか。あ、飛んでいる、飛んでいる。飛行機じゃあない。へんなものだ。へんなものが空を飛んでいく」

東助少年は見ているうちに、寒気がしてきた。それは色の黒っぽい丸みのある物体だった。それは何物か分らなかった。お尻のところからたしかに茶色がかった煙がでている。そしてそれは一直線には飛ばないで、ぶるんぶるんと三段跳びみたいな飛び方を空中でしていた。

「東助さん。あれが、『空飛ぶ円盤』じゃない?」

ヒトミがさけんだ。

「そうかしらん。僕も今そう思ったんだけれど、『空飛ぶ円盤』ともすこしちがうようだね。だってあれは円盤じゃないものね。