Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆうれいかしや

ゆうれい貸屋

山本 周五郎

Lisez ゆうれい貸屋 (ゆうれいかしや) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 21 320 caractères · 42 écrans

Aozora Bunko

なにしろとり殺す一件があるから怖しい、汗だくになって説明し釈明した。お染さんも家主の捨てぜりふは聞いていたので、どうやら納得をしたらしく、やがてそこへ坐って、ほっと溜息をついた。

「そういうことなら、こんどだけは信用してあげるわ、だけど、……大家さんにああ云われてみれば、あたしたちもなんとか考えないといけないわね」

「かんげえるって、なにをよ」

「食べ物くらいは持って来られるけれど、まさかお金まで取るわけにはいかないわ、あんただってあたしに泥棒をさせるつもりはないでしょ、だとすれば店賃やなにか、どうしたって少しはお宝が要るじゃないの」

女は幽霊になっても女であった。弥六はいやな顔をした。またしても稼げと云われるはめか、こう思ったのであるが、ゆう女は辰巳の出身だけにやぼなことは云わなかった。

「そうだ、いいことがあるわ、あんた」

「断わっとくがおらあ働くのあいやだぜ」

「あんたは坐ってればいいの、まあ聞いて頂戴、こうなの」お染はいきごんだ顔で、「つまりひと口に云うとね、ゆうれいを貸す商売なのよ」

「ゆうれえを貸すって」

「世の中には、死ぬほど人を怨んでる者がたくさんいるわ、金の恨み恋の恨み、いろんな恨みからいっそ化けて出てやりたい、怨みのほどを思い知らせてやりたい、そう考えてる人がたくさんいるでしょ、そういう人にゆうれい