Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
わがまち
わが町
織田 作之助
Lisez わが町 (わがまち) de 織田 作之助 (おださくのすけ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 93 840 caractères · 186 écrans
この大厄を逃れようと思たらよう精進するんやぞと意見してくれたのを守らなかったばっかりに、いま計らずもこの災難!」
「おい、あいつ泣いて断りしとる。お前代ったりイ」
「よっしゃ。――読んだら良えのんやろ?」
「そや、どない書いたアるか、読んだら良えのや」
「書きよったなあ。うーむ。なるほど、よう書いたアる」
「書いたアるのは、よう判ってるわいな。どない書いたアるちゅうて、訊いてんねんぜ」
「どない書いたアるちゅうようなことは、もう手おくれや。そういうことを言うてる場席でなし、大体このチラシというもんは……」
「おい。あいつも怪しいぜ、もうえ、もうえ、次へ廻したりイ」
〆団治は黒い顔じゅう汗を流して、演(や)ったが、君枝はシュンとして、笑わなかった。
「難儀な子やなあ。笑いんかいな」
「わてのお父ちゃんやお母ちゃんどこに居たはんねん?」
「こらもう、わいも人情噺の方へ廻さして貰うわ」
〆団治はげっそりした声をだした。
日が暮れて、〆団治が寄席へ行ってしまうと、君枝はとぼとぼ源聖寺坂を降りて、他吉の客待ち場へしょんぼり現われた。
「どないしてん? 家で遊んどりんかいな」
「…………」