Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
カストリしゃじけん
カストリ社事件
Lisez カストリ社事件 (カストリしゃじけん) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 10 043 caractères · 21 écrans
ウム、もっともだ。ホホホ、オレは、悲しい。アヽ、ちょッと、木村、オレの心臓が、アヽ、いけねえ、ワア、倒れる」
肩幅一メートルの秘書氏がズカズカと歩いて行って、天才詩人氏に横ビンタを五ツ六ツくらわせた。土井片彦のお喋りは、なぐられて、よろけたぐらいで、とまるものじゃない。
「いたいよ。なぐるのは、卑怯じゃないか。オレ、兵隊の時も、なぐられて、まったく、よく、なぐられるよ。痛えな。よせよ。まったく、然し、イノチなんて、オレはアノコにも、やらねえからな。だからさ、イノチなんて、アノコに見せても、カッコウがよくねえし、オレはキリストじゃねえから、元々、イノチなんか、ねえんだもの。だから、オレは、天才なんだ。オレが天才だッてことを、知らねえんだから、オイ、痛いよ、よせよ、もし、ぶたれて、オレの頭が悪くなったら、世界の損失じゃねえかと思うんだ」
国際親善の大紳士にも、こういう怪漢は、はじめてのツキアイらしく、相当に面くらった御様子である。紳士が失ってはならないものは威厳である。車氏は悠然と、もう、よろし、秘書を制して、
「お前は、まさか、横丁まで、つきあいたくはねえだろうな」