Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ジャングルあたま
ジャングル頭
豊島 与志雄
Lisez ジャングル頭 (ジャングルあたま) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 3 465 caractères · 7 écrans
現実に対する認識が畸形となり、ノルマルなものがアブノルマルと見え、アブノルマルなものがノルマルと見えてくる。
斯かるタイプは、戦後五ヶ年をへて、だいぶ少くはなった。然しまだまだ、種々なものが残存している。その一つは、戦争という悪夢に対するノスタルジー、とまではいかなくとも、寝床の中でうっとりと、さめた悪夢の影を追ってるような気分である。勿論、戦争のことを語って悪いということはない。大岡昇平が「俘虜記」其他を書いた気持ちは、是認される。火野葦平がインパール作戦記の「青春と泥濘」を書いた気持ちは、是認される。けれども、職業軍人たちの戦争回顧談ぐらい、およそ悪質なものはない。史実の記録ならばまだよいけれども、たいていは、悪夢の影をうっとりとなつかしんでる気分が漂っている。あの時、斯くして負けたけれども、情況もしこうであったならば……という条件付きが、如何にも多いのである。率直に事実だけを述べられないものか。局部的情況の条件などは、戦争全体にとっては無意味なものだ。敗戦の責任という言葉は愚劣極まる。もし勝っていたらどうしようというのか。反対なのは、戦争そのものに対してだ。