Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ドミノのおつげ

ドミノのお告げ

久坂 葉子

Lisez ドミノのお告げ (ドミノのおつげ) de 久坂 葉子 (くさかようこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 20 713 caractères · 42 écrans

Aozora Bunko

きざみ入れのさらさのえんじがいい色です。

「東さんのところへ行くと、ほしいものだらけ。父様、朝鮮箪笥もあったわよ」

「そうかい。焼いてしまったけどあのうちにあったのもいい色だったね。さみしいことだよ」

「まあまあ旦那さん。元気出しなされ」

東の主人はそう云って明日品物をとりに来ると出て行きました。

叔母がはいって来て、宝くじが全部駄目だったと告げました。

「雪ちゃんに、ホテル約束したのにね、ワンコースを。駄目だった。来月はあたってみせるわ」

つぎだらけのスカートをはいた叔母は、大きな声で笑いながらそう云いました。

「おばさま。毎月毎月買う分、計算したらずいぶんのマイナスでしょう」

「そうなのよ。でもやめられないわ」

二人は又笑いました。

「まだまだ、貧乏と云っても、私達はぜいたくかも知れないわ。おばさん、今夜は牛肉よ。宝くじにあたらなかった残念会にしようか」

叔母はせかせかと茶室の方へゆきました。渡り廊下の戸がパタンといって冷い風がはいって来ました。

「もう湯たんぽがいるわね」

私はガラクタ入れの中から湯たんぽを出して来ました。ほこりをはらって水をいれるとそれはジャージャーもって使えないようになっておりました。