Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
レンブラントのくに
レンブラントの国
野上 豊一郎
Lisez レンブラントの国 (レンブラントのくに) de 野上 豊一郎 (のがみとよいちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 12 657 caractères · 25 écrans
そのいずれを見ても、魂の躍動を感じないものはないが、殊に晩年の作品だけが深刻で調子の高いものがあるのはすばらしい。自画像だけでも約五十を数え、そのうち二十は晩年の自画像で、晩年も最後の自画像に近づくだけ、加速度的に心境の飛躍を感じさせるのは驚嘆すべきである。
五
レンブラントの作品は、他の大家と同様に、世界中に散ってしまって、本国のハーグとアムステルダムの博物館では二十三、四しか見られない。それでも大作が集まってるのと粒が揃ってるので、見ごたえがある。
ハーグのマウリツハウスでは「解剖講義」(一六三二年)と「殿堂の披露」(一六三一年)と「サウルの前で竪琴を弾くダヴィデ」(一六六五年頃)が目立った。
殊に「解剖講義」は一度見ると決して忘れることのできない画である。中央に裸にされた男の屍骸が仰向けに足を踏み伸ばして横たわって居り、その左腕の下膊筋だけが皮膚を剥ぎ取られて赤く露出している。その芋茎のような筋の束をピンセットで鋏んで示しているのはトゥルプ教授で、彼は当時オランダで一流の解剖学者であり、またレンブラントの保護者でもあった。教授の右側(画面の左側)には五人の同業者が熱心にのぞき込んでそれを見ている。