Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

なのかななよ

七日七夜

山本 周五郎

Lisez 七日七夜 (なのかななよ) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 17 818 caractères · 36 écrans

Aozora Bunko

持参金付きの嫁を貰う兄も兄だが、それを鼻にかけて、平べったい狐のくせをして、えらそうな顔をするあによめもあによめである。

「しかも金を隠していたじゃないか」

小銭の財布を出そうとして、刀を突きつけられて、仏壇のうしろから金を出した。それが持参金の内であるかどうかわからない、いわゆる臍繰りというものかもしれないが、ともかくごまかした金には違いないだろう。いくら兄が吝嗇でも、侍であってみればあんな場所へ金を隠す筈はない。

「夫婦の仲でごまかしあいか」

昌平はごろっと横になった。寒いし、空腹はますます募るが、それ以上に疲れて、ひどく眠かった。

「こっちはその金を六つ取って、一つ返すような馬鹿ときている」横になって彼は自嘲するよう呟やいた、「どういうつもりであんなことをしたか、やっぱり古草鞋のいじけた根性のためだろうが、……つまるところ騙されたり馬鹿にされたりするようにできてるんだ、しょせん葱を背負った鴨じゃねえか、ざまあみやがれ」

彼はいつか眠った。どのくらい眠ったものか、強烈な寒さで眼がさめると、続けさまにくしゃみが出た。

そうしていてもしようがない、彼は社を出てまた歩きだした。