Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんじゅうねんごのせかい
三十年後の世界
海野 十三
Lisez 三十年後の世界 (さんじゅうねんごのせかい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 68 140 caractères · 137 écrans
女史は、そう答えた。
「へえーツ。そんな大きな宇宙塵があるのですか」
「大きさが富士山くらいある宇宙塵は決して少なくないと、今まで知られています」
「富士山くらいですか。そんな大きなものも、塵とよぶのですか」
「宇宙の塵だから、大きいのですよ」
「そんな大きな塵にぶっつかられたら、本艇なんかひとたまりもなくこわれてしまうじゃありませんか」
「そうですとも。幸いにも、さっき本艇に衝突したのは、小さい岩くらいのものだったのでしょう。あ、信号灯がついた。わたしをよび出しています。めんどうな仕事がはじまるのでしょう。あなたも早く、消火区へ行ってお働きなさい」
スミレ女史は正吉にそういって、受話器を頭にかけた。
火星に着陸
正吉は、中部消火区へ急いだ。
もうみんな集まっていた。
なるほど燃料倉庫の一つから、ものすごく火をふきだしている。
きいてみると、やっぱりスミレ女史のいったとおり、宇宙塵のでかいやつが衝突して発火したのだという。
「火事は消せますか。本艇は爆発しませんか」
正吉は心配のあまり、消火区長として指揮をとっているトモダ学士にたずねた。
「火事はなんとか片づくと思うがね。