Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんじゅうねんごのせかい

三十年後の世界

海野 十三

Lisez 三十年後の世界 (さんじゅうねんごのせかい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 68 140 caractères · 137 écrans

Aozora Bunko

カンノ博士や正吉たちをとりまいて、感謝のことばをおくった。

「あんなおもしろいことは、今までになかったですよ。あいつらは、今もなお、お灸をからだにくっつけて、『あつい、あつい』と悲鳴を挙げているんだと思うと、おかしくておかしくて……」

そういって笑いこける正吉少年だった。

みんなも笑った。

「熱弾が、こんなところで最初の手がらをたてようとは、思わなかったねえ」

と、この熱弾機銃の発明者であるカンノ博士も、にやにや笑っていた。

「さあ、急いでここを引揚げよう。ああいう敵があると分ればぐずぐずしていられない。みんな急いで装甲車へ乗れ。そして急ぎ本艇へかえるのだ」

マルモ隊長は、引揚げを号令した。

掘りだしたルナビゥムは、必要量の三分の一にすぎなかったが、今はそれでがまんするほかなかった。一同は前のとおり装甲車に分乗し、急いでトロイ谷をはなれた。

一号車の中で、マルモ隊長を中にして、カンノ博士などの幹部や正吉が、今日とつぜん現われた怪しい相手について、意見をのべあった。

「地球をくいつめた強盗団の一味ではないでしょうか」

「彼らはみんなばかに力が強かったですよ。