Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おりき

三好十郎の仕事 第二巻

三好 十郎

Lisez 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) de 三好 十郎 (みよしじゅうろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 119 279 caractères · 238 écrans

Aozora Bunko

自分として、腹ごたえの有る気持に到達出来さえすれば、そいつを誰が知らなくっても、俺あそれで満足する。戯曲なぞ書けても書けなくてもいい。末の末だ。

轟 (深くうなづきながら聞いていたが)そこまで、あんたは自分を掘り下げて来ている。僕あ、頭が下がる。

三好 とんでも無い。掘り下げだなんて、そんな事じゃ無いさ。こりゃ男としての恥だよ。恥をさらけ出しているんだ。恥も外聞も無くした、言わば破廉恥な態度だ。

轟 いや、そうなんだ。それでこそ、あなたなんだ。……しかしね。僕あ思うんだけど、あんた自身のそんな風な考えは考えとして、そのあんたを良く見たり悪く見たりする世間も有る。これは又これで客観的な立派な一つの事がらだと思うんだ。そしてそいつが、不当に間違っていれば、やっぱし怪しからんと思いますね。

三好 ところが、そいつが間違っていないんだな。いや僕の事に就いてだけじゃ無い。すべての事、仮りに作品に就いてだって、外部からの批評と言う奴は、その高さや低さはあるかも知れんが、実は全部当っているもんだよ。昔の人はうまい事を言った。「目明き千人、めくら千人」。

轟 だから、その、主にめくらの方の千人にぶっつかった奴は災難ですからねえ。