Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にせんねんせんそう

二、〇〇〇年戦争

海野 十三

Lisez 二、〇〇〇年戦争 (にせんねんせんそう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 34 367 caractères · 69 écrans

Aozora Bunko

「あっ、たいへん。長官が死んでしまわれた」

「おお、やっぱり。いけなかったか」

将校たちは、顔色をかえて、老元帥の死体を取り巻いた。

「ひどいことをやりやがったな。かねて、こういう危険があるかもしれないと思い、余は、注意を願うよう、上申しておいたのに」

「私も、たびたび長官に、申上げたんですがなあ」

そういって、舌打ちをしたのは、長官の副官だった。

「もう、とりかえしがつかない。このうえは、弔合戦あるばかりだ。ゴールド大使には、しばらく秘密にして置け」

暗涙をのんで、そういったのは、中で一番肩章の立派なアルゴン大将だった。彼は、数分前新任されたばかりの戦争次官だった。

「やっぱり、あれにやられたんですかなあ」

と、別の将校が、次官を見上げながら、いった。

「そうだ。あれに違いない。つまり、アカグマ国軍の電波隊が、ゴールド女史の秘密無電を利用し、女史の電波のうえに、恐るべき殺人電気を載せたのだ。それにちがいない。だから、女史からの無電をきいていた者は、長官をはじめとし、遠方で聞いていた幕僚の悉くが、その怪電気にあたって即死してしまったのだ」

「女史からの電波に、殺人電気を載せるなんて、アカグマ国の奴等は、人か鬼かですねえ」