Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
にせんねんせんそう
二、〇〇〇年戦争
海野 十三
Lisez 二、〇〇〇年戦争 (にせんねんせんそう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 34 367 caractères · 69 écrans
また、その海門は、北方海岸一帯であった。それ以外に、このマイカ地下要塞の出入口は、どこにもないのであった。これくらい、堅固で安全な要塞は、他にない。なにしろキンギン国では、世界の富の十分の一にあたるという巨大な費用をかけて、この大要塞を作りあげたのであった。
「一体、敵は、どこまで攻めて来たのかね」
「もう十哩向うまで来ているそうだ。もの凄い戦闘部隊だということだぞ」
マイカ要塞の監視哨が交代になる時間であった。
「この望遠鏡で見ても、なんにも見えないではないか」
「望遠鏡で見ても、見える道理がないよ。敵軍は、空中を飛んでいるのじゃないのだ」
「えっ、空襲じゃないのか」
「うむ、潜水艦隊らしい。太青洋の水面下を、まっしぐらに、こっちへ進んでくる様子だ」
「潜水艦なんぞ、おそれることはないじゃないか」
「それはそうだ。だが、そいつは、潜水艦にはちがいないが妙な形をしている奴ばかりで、姿を見たばかりで、気持がわるくなると、さっき、将校が、わが隊長に話をしていたぜ」
「で、こっちは、どうするのか。わがキンギン国の潜水艦隊は全滅だそうだし、他の水上艦隊は、みんなイネ州の海岸へいってしまったし、一体、どうするつもりかね」