Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふたつのいえをつなぐかいそう
二つの家を繋ぐ回想
宮本 百合子
Lisez 二つの家を繋ぐ回想 (ふたつのいえをつなぐかいそう) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 18 480 caractères · 37 écrans
けれども、そうは思えないのだもの、どうしたって、左様は思われないのだもの。
あれから、考えて考えて、夜も碌々眠らない、と泣かれる。
私の仕事を思って呉れられる愛、それをもう一歩、真個に、もう一重、ぽん! と皮を打ち破って、広い処へ、何故出られないのだろう。
何故、出て見よう、とはされないのだろう。
彼女の愛は身にこたえる。然し、不明な点は、一歩もゆずれない。一言、悪かったと云ったら、私は、少くとも、今度の恋愛、結婚、すべてを悪かった、と自認したごとくなるだろう。未来の一生を、彼女の、狭い、純潔だが、偏した、善悪の判断の下に、終始しなければならなくなるだろう。
寒い日で、炬燵にさし向い、自分等は、長い間話した。
「解らない。どうしても、私とは一致しない処がある。お前はボルシェビキだよ。確に過激派だ」
すっかり理解が出来たと云うのではなくても、思って居たこと丈は兎に角云って、少しは心も溶けたと云う風を見、其日は帰った。
Aは、詰らない、何故そう判らないのか、と云って厭な顔をする。特に、彼にとっては、母が、陰で小細工をした等と思われた事が、ひどく不快なのである。