Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かたきうちきょうだいがさ
仇討姉妹笠
国枝 史郎
Lisez 仇討姉妹笠 (かたきうちきょうだいがさ) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 80 178 caractères · 159 écrans
(たとえば蛇の生殺しのような、そんな境遇に置いているのだからなあ)
一月前のことである、松浦頼母の屋敷の乱闘で、云いかわしたお八重とは別れ別れとなった。あやめの妹だという女猿廻しの、お葉という娘とも別れ別れとなった。殺されたか捕らえられたか、それともうまく遁れることが出来て、どこかに安全に住んでいるか? それさえいまだに不明であった。
三下悪党
主税とあやめばかりは幸福にも、二人連れ立って遁れることが出来た。
しかし主税は田安家お長屋へ、帰って行くことは出来なかった。いずれ頼母があの夜の中に、田安中納言様へ自分のことを、お八重を奪って逃げた不所存者、お館を騒がした狼藉者として、讒誣中傷したことであろう。そんなところへうかうか帰って行って、頼母の奸悪を申し立てたところで、信じられようはずはない。切腹かそれとも打ち首にされよう。これは分かりきった話であった。
そこで主税は自然の成り行きとして、浪人の身の上になってしまった。そうしてこれも自然の成り行きとして、あやめと一緒に住むようになった。
「おりを見て荏原屋敷へ忍び入り、お実父様の敵を討たなければ……」