Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゅんかん

俊寛

芥川 竜之介

Lisez 俊寛 (しゅんかん) de Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 16 263 caractères · 33 écrans

Aozora Bunko

わたしはあなたに慰められるよりも、笑われる方が本望ですと云うた。その途端に、――妙ではないか? とうとうおれは吹き出してしもうた。」

「少将はどうなさいました?」

「四五日の間はおれに遇うても、挨拶さえ碌にしなかった。が、その後また遇うたら、悲しそうに首を振っては、ああ、都へ返りたい、ここには牛車も通らないと云うた。あの男こそおれより仕合せものじゃ。――が、少将や康頼でも、やはり居らぬよりは、いた方が好い。二人に都へ帰られた当座、おれはまた二年ぶりに、毎日寂しゅうてならなかった。」

「都の噂では御寂しいどころか、御歎き死にもなさり兼ねない、御容子だったとか申していました。」

わたしは出来るだけ細々と、その御噂を御話しました。琵琶法師の語る言葉を借りれば、

「天に仰ぎ地に俯し、悲しみ給えどかいぞなき。……猶も船の纜に取りつき、腰になり脇になり、丈の及ぶほどは、引かれておわしけるが、丈も及ばぬほどにもなりしかば、また空しき渚に泳ぎ返り、……是具して行けや、我乗せて行けやとて、おめき叫び給えども、漕ぎ行く船のならいにて、跡は白浪ばかりなり。」と云う、御狂乱の一段を御話したのです。