Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふしゅう

俘囚

海野 十三

Lisez 俘囚 (ふしゅう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 14 938 caractères · 31 écrans

Aozora Bunko

と、その儘、あたしは気が遠くなった。

その次、気がついてみると、あたしはベッドのある居間とは違って、真暗な場所に、なんだか蓆のような上に寝かされていた。背中が痛い。裸に引き剥かれているらしい。起きあがろうと思って、身体を動かしかけて、身体の変な調子にハッとした。

「あッ、腕が利かない!」

どうしたのかと思ってよく見ると、これは利かないのも道理、あたしの左右の腕は、肩の下からブッツリ切断されていた。腕なし女!

「ふッふッふッふッ」片隅から、厭な忍び笑いが聞えてきた。

「どうだ、身体の具合は?」

あッ、夫の声だ。ああ、それで解った。さっき気が遠くなってから、この両腕が夫の手で切断されてしまったのだ。憎んでも憎み足りない其の復讐心!

「起きたらしいが、一つ立たせてやろうか」夫はそういうなり、あたしの腋の下に、冷い両手を入れた。持ち上げられたが、腰から下がイヤに軽い。フワリと立つことが出来たが、それは胴だけの高さだった。大腿部から下が切断されている!

「な、なんという惨らしいことをする悪魔! どこもかも、切っちまって……」

「切っちまっても、痛味は感じないようにしてあげてあるよ」