Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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はいくはかくかいしかくあじわう

俳句はかく解しかく味う

高浜 虚子

Lisez 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) de 高浜 虚子 (たかはまきょし) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 73 016 caractères · 144 écrans

Aozora Bunko

これが即ち俳諧趣味ともいうべきものであって、俳句の詠史は多くそういう風になるのである。

易水にねぶか流るゝ寒さかな    蕪村

詠史の句の話をしたついでに、今一句この句の解釈を試みて見よう。『唐詩選』五言絶句の第三句目に「易水送別」という題で、駱賓王の、「此ノ地別レシトキ二燕丹ニ一。壮士髪衝ケリレ冠ヲ。昔時人已ニ没シ。今日水猶ホ寒シ。」とあるのは人口に膾炙した詩句で、秦始皇を弑そうとして壮士荊軻が燕の太子の燕丹に易水のほとりで分れた事蹟を咏じたのである。この事蹟を簡単に説明すると、戦国時代に燕の太子の燕丹というのが、秦の国に人質として行っていたのを始皇帝が虐待した、それを憤って燕丹は燕の国へ逃げ帰り、何とかしてその恨を報じようと思っていた矢先、秦の将軍の樊於期というのが罪があったのを逃れて燕の国へ来た。そこでその樊於期の首を討って、その首と燕の国の地図とを持って、それを始皇帝に献上すると見せかけて、暗殺しようとしたのが燕の国の壮士の荊軻であった。これは燕丹の依嘱を重しとして荊軻はもとより一命を棄てるつもりで出掛けたのであったが、不幸にして見現わされて殺されてしまった。