Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぼくのこどくへきについて

僕の孤独癖について

萩原 朔太郎

Lisez 僕の孤独癖について (ぼくのこどくへきについて) de 萩原 朔太郎 (はぎわらさくたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 4 918 caractères · 10 écrans

Aozora Bunko

僕は自然に友人を避け、孤独で暮すことを楽しむように、環境から躾けられてしまったのである。

こうした環境に育った僕は、家で来客と話すよりも、こっちから先方へ訪ねて行き、出先で話すことを気楽にして居る。それに僕は神経質で、非常に早く疲れ易い。気心の合った親友なら別であるが、そうでもない来客と話をすると、すぐに疲労が起ってきて、坐って居るのさえ苦しくなる。しかもそれを色々隠して、来客と話さねばならないのである。それがこっちから訪ねる場合は、何時でも随意に別れることが出来るのである。この「告別の権利」が、自分になくって来客の手にあるということほど、客に対して僕を腹立たしくすることはない。

一体に交際家の人間というものは、しゃべることそれ自身に興味をもってる人間である。こうした種類の人間は、絶えず何かしらしゃべってないと寂しいのだ。反対に孤独癖の人間は、黙って瞑想に耽ることを楽しみとする。西洋人と東洋人とを比較すると、概してみな我々東洋人は、非社交的な瞑想人種に出来上ってる。孤独癖ということは、一般的には東洋人の気質であるかも知れないのだ。深山の中に唯一人で住んでる仙人なんていうものは、おそらく西洋人の知らない東洋の理念であろう。