Classiques japonais avec furigana
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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
Lisez 先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選 (「やまとみんぞく」とはなんぞや) de 喜田 貞吉 (きたさだきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 195 063 caractères · 389 écrans
またそれに対して別にマットと呼ばれる村民があって、ケットの者はそのマットの者を目してマット狢と称し、人を騙すものとして恐れていたというのである。今去る九月に長野県下水内郡桑名川へ行った時の聞書をまずここに断片的に紹介してみる。
越後の中魚沼郡と信濃の下高井郡とにわたって、信濃川の支流なる中津川の上流、苗場山の西方渓谷地方を秋山谷という。交通不便な極めての山間で、里人との交渉も少く、したがって近い頃まで甚だしく未開の状態に置かれ、越後あたりでは、秋山の者と云えば直ちに山の者の代表的名辞となり、今では土地の者も秋山者と言われる事を甚だしく忌み嫌う風があるという。それで里人同士の間で相手をからかい罵り合う場合などにも、「何だ秋山のもんじゃないか」などという。その場合相手のものは、「今は秋山だって開けたからなあ」など応酬するの例だという。所謂ケットはその秋山谷の代表的なもので、彼らは自ら平家の落人と称し、他と交通縁組を忌み、近い頃まで普通教育も実施されず、他村人が訪問しても確かな紹介が無ければ面会もせず、時としては戸を閉して隠れてしまう程だったという。無論言葉も風俗も里人とはすこぶる相違し、今は水電工事も出来、小学校の分教場も置かれて、その言う如く余程開けて来たには相違ないが、かつては粟、稗、玉蜀黍の類を常食と