Classiques japonais avec furigana
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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
Lisez 先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選 (「やまとみんぞく」とはなんぞや) de 喜田 貞吉 (きたさだきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 195 063 caractères · 389 écrans
したがって日本人には毛深いものが多い。東洋のあらゆる諸民族、また南洋のマライ族にしましても、頬鬚の生えているものは殆どありません。ただ蝦夷やアイヌのみは、毛人と言われた程に毛深いのを以て特徴としておりますが、日本人に相当鬚の濃いものの多いのは、この蝦夷の血を交えている一つの証拠となりましょう。私の如き四国に生れましたものでも、相当頬鬚が生えております。私のこの放送を聞いておって下さる方々の中にも、定めてお鬚の多いお方が少からぬ事と存じます。そして私は、これを以て、私ども日本民族の誇りと致したいのであります。
前申す通り蝦夷やアイヌは多くの長所と美点とを持っておりますが、中についても著しいのは、彼らが勇悍にして死を恐れず、至って義理堅いという点であります。これは所謂武士道的の性格であります。昔の蝦夷はこの尊むべき性格を持っておりましたから、国家の干城たる兵士となり、或いは貴顕紳士の従者となって、天皇の御為に、またはその主人の為に、最も忠勇なる働きを為すに適当なる民族でありました。
歴史を見まするといつも蝦夷征伐ということが著しくあらわれておりまして、日本人は常に蝦夷に圧迫を加えて、これを従えたかの如く思われますが、蝦夷征伐と申しても、決して官軍と蝦夷とが相対して戦争したのみではありません。