Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
Lisez 光り合ういのち (ひかりあういのち) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 439 caractères · 263 écrans
政子姉が探し出した。
「あんた知らない?」
「僕知らないよ」
しかしそれを平気な顔をして言える自分ではなかった。気どられそうだった。どうしたらそっと返して置けるかしら。それが私の心配と苦しみだった。
豊子姉が私の心を見ぬいた。
「あんた隠したでんしょう?」
「う、うん」
私はかぶりを振って、うなだれた。
「嘘おっしゃい。……いいからお出しなさい。姉さんがよくしてあげるから」
私は泣き出した。
「何でもないのよ。……だけどもうそんなことしてはいけませんよ」
七つから私は学校へ行きだした。するとたちまち学校が大好きになった。日曜でも先生が明日は休みですと言わなければ、学校へ行って見る位になった。よく出来ると言って先生にほめられた。
が二年生の時口頭試験に先生から
「あんたが学校へ来るのは何のためですか」
と訊かれた。
私は返答が出来なかった。先生はほんの常識的な答えを期待しての問いだったんだろうが、私は深く考えすぎたのだ。
学問をならいに、えらくなるために。などでは答えにならぬと思ったのだ。がそのため私は番数が下った。
が考えて見れば、これが一生を通じての、私の思索と、世間の常識との食い違いなのではなかろうか。