Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
Lisez 光り合ういのち (ひかりあういのち) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 439 caractères · 263 écrans
お婆さんの選ぶ歌はこんなものですわ」
「御実感ですな。あなたのお宅は評判の御円満ですから」
おかしみのある書店の主人がこう言ったので皆笑った。
老先生は赤くなって、
「じゃあ、あなたの選歌を発表して御覧なさい」
「私のは、
遅速も汝をこそ待ため向つ峰の椎の小枝の相は違わじ
逢い曳きの時十分遅れると、もうさっさと帰ってしまうのが、今の娘気質と聞いています。これは残念だ。椎の小枝のように、少々出足に早い、遅いがあっても、待って貰いたいものであります」
皆吹き出した。
「しかしいい歌だな」
と仁田さんは首を振った。「やっぱり違った人が選ばんと見落すね」
「今度は君の番よ」
と書店の主人が私に促した。
「久方の月夜を清み梅の花心に咲きて吾が思える君」
私はいささかきまり悪かった。
「少年らしく、純粋な感じがしていい」
と仁田さんは言ってくれた。
「今度は鈴子さん、あなたも出しなさい」
と進行係のつもりの書店の主人が言った。
仁田さんはただニコニコしていた。
「どうぞ」
と女学校の先生が促した。鈴子は恥ずかしそうにしていたが、
「茅花ぬく浅茅が原の壺すみれ今さかりなり吾が恋うらくは」