Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ひかりあういのち

光り合ういのち

倉田 百三

Lisez 光り合ういのち (ひかりあういのち) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 439 caractères · 263 écrans

Aozora Bunko

時子との愛で生きようかと思った。時子を嫁に貰って、家業を継ごうか。二十歳の青年がこんなことを思いついたのだ!

確かにそれが時子との間を拍車した。

私は時子と尾関山で逢曳きすることを約束した。初めての逢曳きなのだ。私の結婚の申込みをしようとして。

山で待ったが時子は来なかった。それで小泉の家へ行って見たら、母や、姉たちと寺戸の七面神社へ参詣したという。七面の森は馬洗川をへだてた向こうにあった。私はまわり道してはいられないので、とうとう真冬の川の中にざぶりと浸って、かち渉った。橋も舟もなかったので。時子は島田に結んで、戻のついた被布を着ていた。川を渉って来たと聞いて驚いていた。母はあわれみの目で私を見ていたようだった。それとなく二人の心を気付いていたらしい。

後でよんどころなく山へ来れなかったわけが解った。

私は手紙で私の心を時子にうち明けた。そして時子の手紙を見ておどろいた。そうした淡い交わりにもかかわらず、二つ年下の私の非常識な申し出を彼の女は受け容れていてくれるのであった。

私は深く感動した。そして私の遊学の志を捨てて、彼女と結婚して、草深い田舎の家業を継ごうと決心した。